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PGMホールディングス 神田有宏代表取締役社長インタビュー

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櫻井英明のトップ放談 第14回

ゴルフ運営で培ったおもてなしの心は世界にも通用する!

PGMホールディングス株式会社
代表取締役社長
神田有宏(かんだ・ありひろ)

1963年、東京都生まれ。86年、東海銀行入行。メリルリンチ証券、ゴールドマン・サックス証券、アコーディア・ゴルフ取締役などを経て、2011年にPGMホールディングス顧問に就任。12年1月より現職。
 
 

2005年にゴルフ業界で初めて東証1部上場を果たしたPGMホールディングス。12年1月、この日本最大級のゴルフ場運営会社に熱血漢の新社長が誕生した。神田社長が描く、ゴルフ産業の将来ビジョンとは。

──御社の業態についてご説明ください

 PGMグループは全国120以上のゴルフ場を運営する日本最大級のゴルフ場運営会社です。2001年にゴルフ場の取得・運営事業を開始して以来、ゴルフ場の個性と地域性を活かした再生ビジネスで事業を拡大し、現在ではゴルフ場運営のエキスパートとしてマーケットを牽引しています。
 プレーを楽しむゴルファーの心を満たすもの、それは優れたコースコンディションだけではありません。レストランでの美味しい食事、楽しいショッピング、アフターゴルフにおける快適性などさまざまなサービスがあってこそ、お客様からの満足と信頼が得られると考えています。

──御社の現状と経営の方針をお話しください

 私が同業他社の立場だった頃の正直な印象として、PGMはゆっくりとしたスピード感で歩いているように見えました。その意味では、スピード感を持って経営にあたりたいと考えています。
 まずは「顧客目線、あるいはプレイヤー目線でゴルフ場を考えよう」と言っています。逆に言うと、私自身もゴルファーですが、ゴルファー目線でもう一度経営を見直したいと思います。
 そもそもゴルフ場経営はホスピタリティ産業、つまりおもてなし産業であるはずです。まずは従業員が楽しくなければお客様は楽しくありません。PGMのゴルフ場に行くと、何かワクワク、ドキドキ感があるという印象を発信することでリピーターは増えると思います。あるいはゴルフのスコアが悪くてお帰りになる場合でも、レストランの料理が美味しかった、従業員の笑顔が良かったなどのことで悪いスコアのつらい思い出を打ち消せるようなおもてなしを目指しています。
 要はCS(顧客満足度)重視の経営ということです。それぞれのコースはまだまだブラッシュアップが可能だと思いますので、さらにコースに磨きをかけて参ります。

──大株主が移動した影響はいかがですか?

 大株主の平和さんからは当社株を長期に渡り保有し続けると言っていただいています。従来のような四半期ベースのキャッシュフローを重視するようなファンド的株主ではありません。
 その意味では、目先のキャッシュフローに一喜一憂しないで、中長期的視点に立ち、地に足をつけた本来のゴルフ場経営にいそしむことが可能になったのではないかと考えています。


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